就職活動と自己分析とFIRE
現在就職活動をしている学生やこれから就職活動を行う学生に伝えたいことを記載してます。
①エセ自己分析をするな
②内定取ってからが就職活動と心得よ
私の努めている企業は世間的に見れば待遇も良いし、ネームバリューもある企業なのかもしれません。でも内規の異常な厳しさや上司の過度なリスクヘッジャーっぷりに入社以来ずっと息苦しさを感じていた中、最近いきなり部下を100名持たされ、チームの実績にも責任を負うポジションで毎日仕事に行くのが憂鬱です。
思い返せば私は成績は優秀で要領の良い方の人間でしたが、過度な責任を負いたくないからずっとチームのリーダーは避けてきた人生でした。学生時代は言語化できていた訳ではありませんが、無意識のうちに過度な責任を負わないことが自分の幸せだと分かっていたのでしょう。
こうした点について就活生時代に自己分析ができていた訳ではありませんが、今思い返すと非常に重要な要素だったなと。私が就活生の時にやっていた自己分析は会社のHPに記載されている「求める人物像」に自分のパーソナリティを寄せる作業でした。具体的に言うと求める人物像にマッチする経験を無理やり掘り起こしてあてはめる作業やっていただけです。
本質的に自分がどう生きたら幸せなのか、お金はどの程度欲しいのか、転勤は許せるのか、子供は何人欲しいのか、そうした根源的な部分は一切考えずにとりあえず大手企業に受かるためにエセ自己分析をやっていただけと今になって思います。
大手企業にいくことが就活の成功ではありません。自分がどう生きたいのか、それを突き詰めてその根源的な価値観に近い企業に就職して幸せに生きることが本当の就活の成功です。そんなこと分かっていると思うかもしれませんが、結構この点、就職活動中は見落としがちなので、これから就活を行う皆さんは突き詰めて考えてください。
それともう一つ。私は本格的な就活が始まる前に内定を出してくれた超大手企業にすぐ決めてしまいました。他の企業は一切受けませんでした。これは本当に良くないです。人生を左右する重要な就職先をこんな安易に決めてはいけません。「それはお前が馬鹿だっただけだろう」という批判はその通りですが、意外とこの愚か者ムーブを決めてしまう就活生は少なくありません。
できれば内定を複数得て、その後OB訪問をしてみる。その上で自分の価値感に一番マッチする企業を選択することを強く、強くお勧めします。内定を得てからが就職活動です。
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